北海道栄が復帰したばかりの新田慎一郎外野手(3年)の先制アーチで勢いづき、3年ぶりの南大会進出を決めた。0-0の5回1死一、二塁で公式戦1号となる左越え3ラン。「フェンス直撃ぐらいかなと思ったら、意外と伸びてくれた」と振り返った。

地区開幕前日の6月25日の練習試合でスライディングした際、右膝内側靱帯(じんたい)を損傷。30日の初戦(伊達緑丘戦)は欠場も、3-2の辛勝に「いてもたってもいられなかった」と31日から練習復帰し、いきなり決勝弾を放った。

実家のある大阪から両親が応援に来るはずだったが、ケガで出ない可能性があったため今回は断念。南大会から観戦に来る予定で、「円山では(50メートル6秒2の)俊足も生かしたい」と意気込んだ。