西宮甲山がハプニングを乗り越え、コールド発進した。夢前から12安打を放ち、7四死球を絡めて一方的に試合を進めたが、リードオフマンの今泉将悟三塁手(3年)が6回表の守備中に両足をつり、タンカで運ばれて交代。その裏の攻撃では送りバントを試みた5番山路智大一塁手(2年)が内角高めのボールをファウルし、自打球を顔面に受けて鼻血を出し交代した。

相馬孝亮監督(40)は「こういうこともあるのが夏の大会です」。前日までの2日間も悪天候による警報発令で練習ができなかった。ナインは夏の初戦という緊張感もあり、コンディショニングに苦労したようだ。

次戦はシード校の社戦。昨秋の練習試合で大敗した相手だ。7回を2失点完投し、打っても4番で2安打2打点と活躍した高場俊允(3年)は「強気でいきたい。受け身になると思うようにやられます」とリベンジに燃えていた。