投手戦を東洋大姫路が制した。先発出場の左腕高橋蓮至投手(2年)が4回0/3を3安打1失点、4奪三振。後を受けた右腕森健人が5回無安打無失点、7奪三振。両投手ともに無四球で御影打線に反撃を許さなかった。

打っては先制された直後の2回裏、月見海晴主将(3年)の中前適時打で同点。6回には「スクイズの失敗で気持ちが切れたが、なんとか食らいついた。自分らしいヒットでした」と、村崎心捕手(2年)が体勢を崩されながら右前に運ぶ決勝打を放った。

接戦を制した試合後も「能力がある選手が多いが、頂点を取るにはファイトが足りない」と藤田明彦監督(64)はさらなる選手たちの成長を望んだ。この日の勝利を糧に、13度目の夏の甲子園出場を目指す。【岡崎空日南太】