二松学舎大付(東東京)は延長の末、京都国際に敗れ、40年ぶりに関東1都6県から1校も8強に入れなかった。それでも、市原勝人監督(56)は「よく粘ってくれた。あのホームランでチームが1つになり、最後の1イニングが本当に楽しい時間だった」と切り出した。9回に桜井虎太郎外野手(3年)が起死回生の同点3ラン。だが、初戦もこの日も1人で投げた秋山正雲投手(3年)が10回に2点を失い、敗れた。
市原監督はエース続投を貫いた。「この甲子園は秋山に連れてきてもらってきた。最後、秋山で終わりたかった」。そのエースは「あそこ(10回)で自分が抑えなきゃいけない。とても悔しい」と、涙をこらえるように言った。5回、6回で計3本も本塁打を打たれた。1試合3発を食らうのは初めてだった。3本とも直球が高かったが「後悔はないです。一番、自信があるボール」と直球の選択自体に悔いはない。進路はプロ志望を表明。悔しさを、将来へとつなげる。
◆関東1都6県敗退 二松学舎大付が敗れ、関東の1都6県(東京、栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、神奈川)がベスト8を逃したのは81年以来40年ぶり。なお、高校野球では山梨県勢が春秋の関東大会に出場しており、山梨代表の日本航空は勝ち残っている。

