第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場32校(一般選考枠28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校)を決める日本高野連の選考委員会は28日、昨年に続いてオンラインで開催される。昨秋近畿大会で4強の天理(奈良)は、3年連続26度目の出場が確実視される。ドラフト候補の戸井零士(とい・れいじ)内野手(2年)が主将を務め、1年生投手に新戦力も誕生した布陣で97年以来のセンバツ制覇を狙う。

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プロ注目の遊撃手、戸井が、スケールアップしてセンバツに臨む。主将、3番、遊撃でチームの軸を担う立場。中村良二監督(53)は「確実性が上がってきましたね。打撃も守備も含めて」と認めた。

昨秋近畿大会1回戦・滋賀学園戦で、延長10回に決勝の適時二塁打。好投手の米田天翼(つばさ、2年)を擁する市和歌山との準々決勝ではソロを含む3安打2打点と、要所で勝負強さを発揮して4強に貢献。春の大舞台を引き寄せた。「歴代キャプテンは、そこそこやってくれるんです。戸井は守りの要だし、3番。両方とても大事なところでやらせていますので」という監督の期待に結果で応えてきた。伸びしろを見込めるスケールの大きさにプロも注目する。昨年センバツ4強の立役者になった前チームのエース達孝太(日本ハム)のように、春の甲子園を戸井の大会にできれば、2年連続快進撃はかなう。

新星も誕生した。昨秋公式戦はほぼ登板機会のなかった1年生右腕の村上洸星、同左腕の中川輝星(てっせい)が、昨年11月20、21日に秋の香川4強校との対戦で好投。優勝校の英明、準優勝校の尽誠学園などを相手にして4連勝に貢献した。「投球内容が良かった。投げっぷりもいいし。村上は(最速)140キロ超えます。中川はコントロールがよく、球筋もきれい」と監督も目を細める内容だった。センバツが決まれば、新戦力になる可能性は十分だ。【堀まどか】

◆戸井零士(とい・れいじ)2005年(平17)1月18日、大阪府生まれ。中央小、松原三中と「松原ボーイズ」に所属し、中学ではU12日本代表、関西選抜などで活躍。天理では1年秋から背番号5でベンチ入りし、昨春はセンバツ4強。好きな球団は阪神で、好きな選手は楽天浅村。高校通算7本塁打。50メートル6秒5。遠投100メートル。181センチ、83キロ。右投げ右打ち。