日大三島のエース松永陽登(はると、3年)が、バットで4強に導いた。1点リードの3回に適時打を放つと、5回には二塁打。7回無死一、二塁では「強い打球を意識した」と、相手右翼手の頭上を越す2点適時打を放った。9回にも再び2点タイムリー。公式戦自己最多の4安打で5打点を稼いだ。「チャンスを生かしたかった」と勝負強さを見せた。

38年ぶりの出場となった今春のセンバツでは、1回戦で金光大阪に完封負け。チームは散発4安打で、松永自身も4打数無安打だった。「全国レベルを経験できたことは大きかった」。夏に向けた取り組みで意識したのは「狙い球をしっかり捉えること」。この日放った7回のタイムリーは、狙っていた直球を強振。納得の一打だった。

投げては9安打を浴びながらも、要所を締める投球を見せた。準決勝の相手は掛川西。松永は「全員野球で勝ちたい」と表情を引き締めた。【神谷亮磨】

29年ぶりに準々決勝で戦った掛川工の三浦光陽(こうよう)主将(3年) 1度は追いつけたけれど、相手の方が実力が上だった。最後まで自分たちの粘りの野球を見せられたと思う。悔しいけれど、楽しくできたので悔いはないです。