2年連続8度目出場の明豊(大分)が、30年ぶり出場の樹徳(群馬)を下し、2回戦に進出した。明豊は8強入りした17年以来5年ぶりの初戦突破となった。

1回に相手の失策が絡んで先制。なお1死一、三塁で5番の嶽下(たけした)桃之介外野手(3年)が右中間適時二塁打を放った。その後も内野ゴロの間に加点。5回に同点とされたが、3-3の6回1死二塁で8番の牧野太一内野手(3年)が右翼に勝ち越しの適時三塁打を放った。牧野は「どうしても点が欲しい場面だった。打ててよかったです。緊張しましたが、試合が始まれば楽しかったです」と振り返った。

大分大会では決勝を除く全4試合でコールド勝ち。決勝戦も大分舞鶴に12-3と圧勝した。昨春のセンバツでは準優勝。近年は全国でも強豪校の仲間入りだ。悲願の甲子園初優勝に向けて、まずは1勝。川崎絢平監督(40)は、次戦に向けて「どこがきても強い相手。引き締めていきたい」と話した。

樹徳は5回に同点に追いついたが、明豊の継投策の前に6回以降無得点。30年ぶりの白星を逃した。

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