聖光学院・赤堀主将が、日大三・寒川主将との「親友対決」を制した。1番で3安打1得点。チームの夏20勝、17年以来5年ぶり白星に貢献した。1点を追う5回2死では左翼線へ二塁打。直前に無死一塁の好機を、空振り三振と盗塁死で逸した中で、高中の逆転2ランを呼び込んだ。二塁上で寒川から「ナイスバッチ」と声をかけられたといい、「中学校で仲が良かったメンバーと(甲子園に)立てたことがうれしかった」と対戦をかみしめた。

一関学院(岩手)、八戸学院光星(青森)、鶴岡東(山形)に続く初戦突破で東北勢は4戦4勝となった。2回戦は横浜と対戦。聖光学院は春夏甲子園の戦績で神奈川勢に5戦全敗だが、目標はあくまでも日本一だ。赤堀主将は「ここで勝っても、次負けたら本当に一緒なので、どんな展開でも最後に負けない野球を絶対にしたい」と力を込めた。