二松学舎大付(東東京)が社(やしろ=兵庫)を破り、2年連続の3回戦進出を決めた。夏の甲子園2勝は初めて。これで春夏合わせ10勝目となった。
1年生4番、片井海斗内野手が目覚めた。3-0で迎えた3回2死、カウント1-2から137キロ直球をとらえ、左中間スタンドへ今大会1号。1回戦の札幌大谷戦では2打数無安打1四球で途中交代。この日の第1打席も併殺打に倒れており、甲子園初安打がうれしいホームランとなった。
1年生の本塁打は昨年の緒方漣(横浜)に続き、48年の学制改革後18人目(20本目)。
片井は5回の第3打席でも中越え適時二塁打を放ち4打数2安打2打点。甲子園で初のマルチ安打、マルチ打点もマークした。
守っては先発の辻大雅(3年)が7回2失点の好投。8回からは重川創思(2年)が登板。3点を失ったが逃げ切った。
夏の甲子園初出場の社は7回、勝股優太内野手(3年)が2ラン。8回に2点、9回にも1点を返しスタンドを沸かせたが16強入りを逃した。
<夏の甲子園・1年生本塁打>
76 渡辺和広(福島)
78 安西健二(横浜)
83 桑田真澄(PL学園=2)
83 清原和博(PL学園)
84 種村 健(海星)
87 仁志敏久(常総学院)
88 宮内 洋(宇部商)
94 高松広晴(仙台育英)
95 庄田隆弘(智弁学園)
96 沢村幸明(熊本工)
02 山田和稔(海星)
02 梅田大喜(明徳義塾)
05 中田 翔(大阪桐蔭)
05 美濃一平(酒田南)
10 萩原英之(九州学院)
15 清宮幸太郎(早実=2)
21 緒方 漣(横浜)
22 片井海斗(二松学舎大付)