日大三島が聖隷クリストファーを4-1で下し、7年ぶりの準決勝進出を決めた。

2季連続で甲子園出場を果たした昨年からメンバーに名を連ねる相原礼音内野手(3年)杉山憲一朗外野手(3年)が2人で3打点を挙げ、チームをけん引した。常葉大菊川、加藤学園、浜松開誠館も勝利し、4強入り。準決勝は4日に草薙球場で行われる。

日大三島の甲子園メンバーが要所で勝負強かった。0-0の5回1死三塁から、6番杉山が左翼越えに適時二塁打。7番相原も左中間を割る適時二塁打で続き、2点を先制した。連打で均衡を破った2人は、これで終わらない。7回にも杉山の右二塁打から相原が中前に運び、追加点。永田裕治監督(59)も「バットを振れている」と“推す”好調コンビが3打点を稼ぎ、勝利の立役者となった。

2季連続で挑んだ昨年の甲子園。春はスタメン、夏は代打出場した杉山は「良い経験をさせてもらった1人として、今年はチームを良い方向に引っ張らなければいけない」と話す。いずれも代打1打席の出場に終わった相原は「悔しい思いをした分、バットを振り込んできた」。芽生えた主力としての自覚、味わった悔しさ-。聖地での経験が快音につながっている。

準決勝では、今春センバツ出場の常葉大菊川と対戦する。杉山が「夏に甲子園で勝つためにやっている。『現在地』を知るためにも全力で戦いたい」と言えば、相原も「夏に向けて目の前の試合を1試合1試合、全力でやっていきたい」と続けた。2年連続の大舞台を狙う「最後の夏」に向け、真剣勝負の中から課題と収穫をつかむ。【前田和哉】

○…加藤学園が両軍2桁安打の乱打戦を10-5で制し、4年ぶりの4強入りを決めた。3-3で迎えた6回に打者12人の攻撃。相手のミスも重なり、3安打で7点を奪って試合を決定づけた。3安打3打点と猛打賞の活躍で原動力となった2番大木漣内野手(3年)は「優勝を目標に掲げている。次もチャンスで1本打ちたい」と、浜松開誠館との準決勝を見据えた。