2年ぶりの夏の甲子園出場を目指す浦和学院(埼玉)が、6回コールドで昨春の神奈川県大会優勝の桐光学園に勝利した。

浦和学院は鈴木夕稀投手(3年)が先発。4回1失点で試合を作り、5回は月野龍投手(3年)、6回は細沢貫道投手(3年)がそれぞれ1イニングを無失点。3投手で桐光学園打線を6回1失点に抑えた。

チームは12安打を放ち、攻撃野球で主導権を握り続けた。4打数4安打の1番小林聖周外野手(3年)は「自分が1打席目で打てば、チームは勢いづく」とリードオフマンの役割を全うした。

試合中は雨が強くなる時間もあったが、チーム全体で集中力を維持した。昨夏の2回戦と決勝では、雨が降っていた。湿気や暑さとの向き合い方は、夏を制する鍵となる。小林は「毎試合同じ天候や気温はないと思う。初戦は3試合目なので一番暑い中でやることになる。悪天候でも試合に勝てたことは良い経験になったと思う」と振り返った。

8日に開幕する埼玉大会では11日、初戦で朝霞と対戦する。気候との調整が難しい夏で優勝するために、どんな状況でも力を発揮する練習を積み重ねる。【佐瀬百合子】