第105回全国高校野球選手権静岡大会の開会式が2日、静岡市の草薙球場で行われた。参加108校107チームの選手を代表して、沼津工の主将・中山真聖捕手(3年)が選手宣誓。堂々と言葉をつないだ。
「私たちは大好きな野球ができる幸せが、決して当たり前ではないことを知っています。だからこそ、これまでの全てのことに感謝し、次の世代へとバトンをつないでいけるようプレーします。応援してくださる全ての方々と、これから経験する時間と感動を共に分かち合い、高校生らしく、正々堂々ゲームセットのその瞬間まで諦めず、全力でプレーすることを誓います(一部抜粋)」。
先月25日の組み合わせ抽選会で、選手宣誓を務めることが決まった。吉田健二監督(36)と相談しながら、4日間かけて文章を作成。指揮官から電話での“抜き打ちテスト”も受けるなど100回近くの練習を繰り返し、初の大役を全うした。会場は拍手喝采。「完璧だった。100点です」と白い歯を見せた。
チームは9日に初戦(1回戦)を迎え、静岡市立と対戦する。過去2年は、いずれも初戦でコールド負け。扇の要に座る中山は、試合でも重責を担う。「選手宣誓の良い流れに乗って、プレーでチームを引っ張っていきたい。全員の力で、まずは1勝したい」と表情を引き締め、会場を後にした。【前田和哉】
○…伊東商、伊東、伊東城ケ崎分校の3校が統合されて4月に誕生した伊豆伊東が「初めての夏」を迎えた。出場107チーム中75番目に登場。ナインは、白を基調に青のピンストライプが入ったユニホーム姿で堂々と行進した。太田敦士主将(3年)は「やっと始まると気持ちが高まった。まず1勝できるように、できる限りの準備をしたい」と湖西と対する1回戦(9日)を見据え、力を込めた。

