全国に15校しかない、第1回大会から参加を続ける「皆勤校」同士の対戦は、山城が6回コールドで西京を下した。
山城は2回に3点を奪い、その裏を無失点でしのいで主導権を握った。ドラフト候補のエース松本龍也投手(3年)を温存したが、3投手の継投で無失点に抑えた。上原一真主将(3年)は「(5回コールドになる)10点目をなかなか取れなかったのは、自分たちの弱さ。次は冷静に目の前のアウトを1つずつ取って、自分たちの野球をしたい」と反省を忘れなかった。
「5番一塁」で2安打をマークした松本は「みんながいろいろな思いを持った夏の大会の初戦で、しっかり1つになれたと思う。投手が3人とも好投したので、自分も絶対に次は抑えようと思っています」と気持ちを高めていた。
山城は元阪神監督の吉田義男氏(89=日刊スポーツ評論家)の母校でもある。部の用具倉庫には直筆のサインが残っており、選手は偉大なOBの存在を感じながら毎日の鍛錬に励む。
遊撃手の大西晴統内野手(3年)は「吉田さんはすごい方。自分も足を使えて、機敏な動きができるショートを目指しています」と目を輝かせた。
山城は春夏4度の甲子園出場があるが61年夏以来、遠ざかっている。【柏原誠】

