文京(東東京)が、昨夏準優勝の日体大荏原を延長12回タイブレークの末に破り、5回戦進出を決めた。3時間17分に及ぶ、死闘を制した。梨本浩司監督(59)は「(指導者を)30年やっていますが、こんな試合は初めて」と話した。4回途中で、球審の手にバットが当たって治療のため中断し、そのまま交代するアクシデントもあった。

2回に3-3となり、以降は両チームとも好守があり、投手が踏ん張って0が続いた。

延長12回2死満塁で、菊川要外野手(2年)が右中間にサヨナラ打を放ち、ナイター照明が輝く神宮で勝利を決めた。

菊川は18日の3回戦芝戦でも延長10回タイブレークでサヨナラ打を放っており「芝戦でも打てたので、あの時のイメージを持っていた。この大会、自分でも持っているなと思います」と笑った。

試合後は、うれし涙を流す選手も。菊川も「こんな経験はない。疲れました」と話した。

◆文京 1940年(昭15)に創立。生徒数は1050人(女子550人)。野球部は創立と同年に創部。部員数は56人。甲子園は春夏通じて出場なし。主な卒業生は声優の広川太一郎さん。所在地は東京都豊島区西巣鴨1の1の5。岡田正治校長。