長崎大会は2連覇を狙う海星が6-0の大勝で長崎日大との今春センバツ出場校対決を制した。1番山口頼愛(らいあ)外野手(3年)が3回の大量得点の口火を切りチームを引っ張った。今春センバツを含めて3季連続甲子園出場をかけ、24日に創成館との決戦に挑む。
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海星の切り込み隊長が導火線に火を付けた。0-0で迎えた3回。2死二塁のチャンスで1番山口が燃えた。「九州文化学園との準々決勝でも、ピッチャーに頼ってしまった。だから早い段階で打ちたかった」。左前適時打で先制。このタイムリーが呼び水となり打者一巡の攻撃でこの回大量6得点。一気に試合の主導権を握った。
悲願の勝利だ。長崎日大は練習試合を含めて4試合中1度も勝てなかった強敵。加藤慶二監督(49)は「3年は大会の序盤から何も活躍してなかった」と厳しい評価を下し、選手に向け危機感をあおっていた。その言葉に感化された山口は、九州文化学園戦で決勝点を挙げていた。同監督は「意地が見えて良かった。でもにわかなものだと思ってるから、これが続くように練習をさせないと」と山口の今回の活躍を認めた上で、さらなる奮起を期待した。
頼愛(らいあ)という名前は「皆から頼られて愛されるように」と親が付けてくれた。その名前の通り、頼れる好調な打撃で3年を引っ張り結果に結び付けた。決勝は昨年と同じく創成館が相手。山口は「決勝を勝たないと意味がない。最後だと思って今までやってきたものをぶつけたい」と気を引き締めた。同校初の3季連続甲子園出場の快挙をなすためにも、意地が光るプレーで勝利をつかみにいく。【土居恒久】

