共栄学園(東東京)が9回2死から7点を挙げるミラクル逆転勝利で、初優勝を飾った。サヨナラ勝ちをした準決勝に続き、終盤に粘り強さを見せた。原田健輔監督(37)は「この大会を通じて、私の采配や戦術が全部外れていて、その度に3年生や部員がカバーしてくれた。素晴らしい選手たちに巡り会えました」と感謝した。

9回2死一、二塁で、途中出場の打野琉生(るい)外野手(3年)が三塁へのセーフティーバントを決めて二塁走者が一気に生還。原田監督は「サインは出していません。彼が考えてやってくれました」と明かした。9回、先頭で安打を放ち、一挙7点につなげた横田優生主将(3年)は「なんとか出塁して、後ろにつなぎたいと思った。準決勝も2アウトから勝ったので、諦めなければ何か起こると思っていた」と話した。

昨秋の東京大会では、ブロック予選の初戦で敗退。そこからチームを立て直し、東東京129チームの頂点に立った。初の甲子園へ、原田監督は「いろいろな方の支えがあって今立っているので、甲子園では感謝の気持ちを形にしたい」。横田主将は「これまでと同じく、自分たちの野球をやりたいです」と力強く話した。

◆共栄学園 1933年(昭8)に和裁塾を設立。38年に本田裁縫女子学校として設立された私立校。03年から共学。生徒数は726人(女子309人)。野球部は05年創部。部員数は61人。甲子園出場は春夏を通じて初めて。主な卒業生は元バレーボール女子日本代表の益子直美、ビーチバレー浦田聖子ら。葛飾区お花茶屋2-6-1。御宿重夫校長。