慶応(神奈川)は夏2連覇を狙った仙台育英(宮城)を下し、107年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。

PL学園時代に甲子園で通算13本塁打を放った清原和博氏(56)の次男、慶応(神奈川)の勝児内野手(2年)は親子での夏優勝を達成した。

決勝はベンチスタートだったが9回先頭に代打で登場。四球を選び、代走を送られた。

 

◆父子でV 慶応・清原の父和博さんはPL学園で83、85年夏に優勝。父子がともに優勝したのは、戦前など一部の記録が不明も例の見当たらない快挙となった。父が優勝、子が準優勝の例は吉沢俊幸(日大三=71年春)と翔吾(日大三=10年春)、黒川洋行(上宮=93年春)と史陽(智弁和歌山=18年春)があった。

 

 

◆清原勝児(きよはら・かつじ)2005年(平17)5月1日、東京都渋谷区生まれ。慶応幼稚舎出身で、オール麻布でプレー。小6時に12球団ジュニアトーナメントのジャイアンツジュニアに選出。中学時代は世田谷西シニアで全国大会出場。慶応では昨秋からメンバー入り。名前の由来は「勝つ、こどもで勝児」。好きな選手はカブス鈴木誠也。尊敬する人は両親。将来の夢はプロ野球選手。兄は慶大野球部新3年の正吾内野手。175センチ、80キロ。右投げ右打ち。