今夏甲子園準Vの仙台育英が初戦に臨み、東北との「黄金カード」を5-2で制した。両校の対戦は今秋県大会中部地区予選3回戦以来で、仙台育英が8-3で勝利していた。準々決勝は20日、東陵と対戦する。

0-0の2回1死一、三塁、相手捕手の二盗阻止が悪送球となり、その間に三走が生還。なお1死三塁、高田庵冬内野手(1年)の中前適時打で2点を先制した。さらに3回1死一、二塁、湯浅桜翼(おうすけ)内野手(2年)が「思った以上に打球が伸びた」と公式戦初本塁打で3点を加点し、序盤の5得点で優位に立った。投げては3投手の継投で2失点に抑え、リードを守り切った。

同準Vメンバーの3年生も応援する中、センバツ出場につながる初戦を突破。湯浅は「一戦必勝が当たり前。先のことは見ないで目の前の一戦にみんなで視点を置きながら、まずは形は気にせずに勝つ野球ができれば」と意気込んだ。