旭川実の右腕エース田中稜真投手(3年)が、自己最速の151キロをマーク。2回無死から9回までの8回を無失点でロングリリーフし、逆転勝利に貢献した。
出番は2回表、先発右腕の西村颯汰投手(3年)が3点を失い、なおも無死満塁のピンチだった。1人目は148キロ直球で追い込み、5球目の変化球を打たせて一邪飛。2人目は、3球目の151キロで二ゴロ、3人目は中飛に打ち取り、追加点を許さなかった。「心の準備はできていました。いいバッターと対戦できることを楽しんで(試合に)入れた」と、笑顔で登板の場面を振り返った。
球場の球速表示、3人体制で田中の視察に訪れたオリックス小松スカウトのスピードガンで、ともに151キロの大台を計時。10球団のスカウトが目を光らせる前で、ロッテの兄楓基投手の高校時代のMAX150キロを超えて見せた。小松スカウトは「どんどん勝負できるし、これからまたスケールが上がってきそう」と田中の投球を評価。4人体制の日本ハムの白井スカウトも「(成長が)順調だね」と目を細めた。
打っても3打数1安打2打点と投打で大車輪の活躍を見せた田中は、「遠征中も、食べたいものを食べるのではなく、果物を多く摂ったり、栄養面も考えて生活しているので、体が動きます。今日はマンゴーを5個食べてきました」と、食生活の変化も進化の理由に挙げた。

