前回ベスト4の創価は、逆転を許した直後に中軸が好機をつくったが、たたみかけられなかった。

2点を追う9回無死、先頭3番小牧莉央外野手(3年)が内野安打で出塁し、主砲の駒場悠太内野手(3年)も四球を選び、明大八王子4番手を攻める。

「(8回裏に)2点を取られた段階で僕は攻撃型で行こうと思っていたので。悔いはない」とは堀内尊法監督(57)。しかし、チーム初経験の継続試合から2点差をひっくり返すのは難しかった。

無死一、二塁。2ストライクで追い込まれた5番の安原颯汰主将(3年)が3球目の内角直球を詰まらせ、二ゴロの併殺打に倒れ、勝負は決した。「力不足でチームを勝たせることができませんでした」。大粒の涙がほおを伝った。

16日、同点に追いつかれ、8回2死二、三塁の大ピンチとなった途端、大雨が降り始めた。継続試合が決まった後、指揮官の「天候に恵まれたから仕切り直そう」の言葉に「自分たちは本当についているな」と安原も切り替えて、再び試合に臨んだという。

創価の3回戦敗退は15年の明治戦以来、10年ぶり。「いろんな人が応援してくれたので、朗らかに帰ろう」。堀内監督はそうナインに呼びかけていた。【泉光太郎】

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