花巻東が今春センバツ準優勝の智弁和歌山を下して初戦突破を決めた。背番号17の萬谷堅心投手(2年)が1安打完投勝ちで勝利へ導いた。
3点リードの9回には2死走者なしから満塁のピンチを背負った。しかし、フルカウントから最後は空振り三振で白星を決めた。
テレビ解説を務めた明徳義塾の馬淵史郎監督(69)も「萬谷くんは握力なくなってたんじゃないですかね。最後はボールでしたけど気持ちが乗り移っていたのでバッターも思わず手を出しましたよね」と渾身(こんしん)の1球だったと振り返った。
背番号17は花巻東ではエンゼルス菊池雄星やドジャース大谷翔平も背負った番号だ。馬淵監督も「17番が出世番号なんですね、花巻はね」と納得。萬谷も「監督さんからの期待を込めてだと思う。期待に応えられるように頑張りたい」と笑顔だった。
◆萬谷堅心(まんや・けんしん)2009年(平21)1月28日生まれ、岩手県出身。中学時代は盛岡北シニアで全国大会出場。花巻東では1年秋から背番号「17」。趣味は音楽鑑賞。好きな言葉は「百折不撓」で「(昨年の)冬の目標を立てる時に自分で言葉を探しました」。50メートル6・4秒、遠投80メートル、177センチ、70キロ。左投げ左打ち。兄大輝(中大)も同校OB。

