東京都春季大会1次予選が開幕し、センバツ大会(19日開幕・甲子園)に先がけDH制を採用した公式戦が行われた。
春夏通じて甲子園10度の出場を誇る堀越は、10-0の7回コールドで快勝。3番DHで起用された荒関悦詩外野手(3年)が4打数2安打と勝利に貢献した。初回、2死からカウント0-1からの真っすぐを捉え右越え二塁打を放ちチャンスメーク。先制点の足掛かりを作った。「少しでも勝利に貢献できたと安心しています」と、笑みを浮かべた。
DH制の恩恵に感謝した。荒関は外野兼投手だったが、この冬、右肘を痛め春の大会は守備につくことがでなくなった。野口晃生監督(49)は「昨夏から試合に出場していた選手。経験値と打率の良さ、勝負強さから3番DHがマッチした」と、起用を決めた。「本来は代打での出場だったかもしれない。でも(DH制の採用で)出場できた。今まで以上に勝利に貢献しようという思いが強くなったと思います」と荒関。守備の間も気持ちを作り、ベンチ横で軽くダッシュをするなど工夫。指揮官の期待に応える活躍で、チームを盛り立てた。
DH制導入を見据えたチーム作りが、初戦突破に導いた。昨秋、チームは東京大会1次予選で初戦敗退(駿台学園に0-10)。野口監督は「新チーム結成時からフィジカル面を鍛え、この冬は技術練習に力を入れてきた」と振り返る。投手陣は打撃練習に入らず、ピッチングに関する練習に集中させた。先発のエース大庭隼投手(3年)は「投球に集中できて、心の余裕があってやりやすかった。今日、真っすぐで押す投球ができたのも、冬の練習の成果です」と、6回を投げ4安打無失点。秋からの成長を見せた。
この1次予選を勝ち抜いた48チームと昨年の秋季本大会出場した日大三を除く63チームの計111チームが4月1日開幕の本大会に臨む。

