滋賀学園が、吉森爽心(そうしん)内野手(3年)の決勝打で24年夏以来の初戦勝利を挙げた。

4-4の5回無死二塁で初球を捉え、右翼手の頭上を越える適時三塁打。3回の打席でも中犠飛を放ち、1安打2打点の主砲は「リベンジしようっていう気持ちで甲子園にやってきたので、借りを返せてよかったなと思います」と浦和実(埼玉)に初戦で完封負けした昨年センバツを振り返った。

昨秋は打撃不振に苦しみ、県大会準決勝の前に藤川倖生(こうせい)内野手(3年)と主将を交代。副将に回った。打撃に集中させようという山口達也監督(54)の“親心”。「チームを引っ張っていくことに変わりはない」と気持ちを切り替え、復調に努めた。

冬に入る前、好物のカレー、アイス、ジュース断ちを始めた。「自分の体にキレがないと思ったので、制限して。秋は動けてないなと感じていたので」と攻守で動ける体作りを目指し、今も継続中。大好物のハンバーグは「食べちゃいますが」好きな物をがまんして、戦える体をキープする。

この日のリベンジ打も、がまんのたまもの。「夏(のあと)に(部活を)引退するまではやめていようと思っています」とカレーにもジュースにもアイスにも背中を向け、チームを、藤川主将を支え続ける。【堀まどか】

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