大阪桐蔭がしんがり優勝を狙う。1回戦のラストに登場し、熊本工と戦う。センバツでのしんがり登場は吉兆だ。過去3度のうち2度は優勝している。17年は履正社との決勝を制し、22年は山田陽翔(現西武)擁する近江に大勝して頂点に立った。春夏通じて甲子園10度目のVに向け、幸先よいスタートを切れるか。

総合力が高い。投手陣はプロ注目右腕で最速153キロのエース吉岡貫介投手(3年)に加え、長身左腕の川本晴大(2年)が控える。打線は2人とバッテリーを組む藤田大翔捕手(3年)が切り込み役を担い、昨秋公式戦チームトップの19打点を挙げた谷渕瑛仁内野手(3年)がドンと4番に座って攻撃の中心を担う。豊富なタレント陣の中で、西谷浩一監督(56)は「キャプテンの黒川が活躍してくれれば、さらに勢いが乗る」と、黒川虎雅主将(3年)をキーマンに据えた。

一方で、熊本工は19年ぶりの春勝利を目指す。堤大輔投手(3年)、井藤啓稀投手(3年)-中村凌捕手(2年)のバッテリー間で流れを作り、ロースコアゲームで勝ち切ってきた。田島圭介監督(44)は「投手の堤もそうなんですけど、キャッチャーの中村のリードがどんな風に引き出してくれるのかは1つの楽しみではあります」と勝負を分けるポイントを挙げた。1回戦の最後に登場する両校の明暗はいかに。