<高校野球奈良大会:登美ケ丘3-2桜井>◇23日◇3回戦◇佐藤薬品スタジアム

 昨夏優勝校桜井が3回戦で姿を消した。森島伸晃監督は「いい試合でした。うちもよくやった。負けたのは監督の差ですね」と振り返った。

 桜井は5回に先制するも、7回に一挙3点を奪われる。9回意地の反撃で1点差に詰め寄るも、あと1歩及ばなかった。

 嶋田耕太主将(3年)は「これからまだ続いていく。先輩達が作ってくれたものを土台に1年生には大きくなってほしい」と涙は見せず、下級生に託した。

 森島監督は「世間は勝てば官軍、負ければ賊軍。自分らのものを大切に胸を張って。これからの人生に生かしてほしい」と選手の今後に期待した。