<高校野球富山大会:新湊5-4富山国際大付>◇30日◇決勝

 新湊が富山国際大付に逆転勝ちし12年ぶり5度目の甲子園切符をつかんだ。2点を追う8回に同点に追い付くと、代打作道(つくりみち)太外野手(3年)の適時三塁打で5-4と勝ち越した。森義人監督(49)は、カウント途中での代打策について「ひらめいた。リードされても辛抱しなさい。終盤必ず逆転できる」とナインに話していた。作道は「緊張でがちがちだった。思い切り振ろうと思った」と笑顔で殊勲打を振り返った。センバツ初出場でベスト4まで勝ち進み「新湊旋風」を起こした86年の再現を狙う。

 ◆新湊

 1927年(昭2)創立の県立校。生徒数は517人(うち女子は283人)。野球部は30年創部で部員は64人。甲子園出場は春2度、夏5度目。OBに落語家の立川志の輔、ロッテ西野勇士ら。所在地は射水市西新湊21の10。高井一三校長。

 ◆Vへの足跡◆1回戦5-0新川2回戦3-2桜井3回戦14-11伏木準々決勝5-3高岡西準決勝15-6高岡商決勝5-4富山国際大付