<高校野球岡山大会:倉敷商4-3創志学園>◇27日◇決勝◇倉敷マスカットスタジアム

 延長戦で創志学園を振り切った倉敷商が春夏連続の甲子園出場を勝ち取った。6回に片山祥希内野手(3年)のソロで同点とし、8回には互いに1点ずつを取り合って突入した延長10回。「チャンスをものにすると思って打席に入った」という片山が決勝の三塁打を放った。森光淳郎監督(41)は「積極的に打ちにいく素晴らしいチームになれた。甲子園でも校歌を歌いたい」と意気込んだ。主将の藤井勝利内野手(3年)は「甲子園は最高の舞台。全員野球で楽しんでプレーしたい」と喜びに満ちていた。

 ◆倉敷商

 1912年(明45)創立された県立校。商業科、情報処理科、国際経済科がある。生徒数は908人(女子596人)。野球部の創部は31年で、部員数は99人。甲子園には夏は過去9度、春は3度出場している。主なOBは楽天星野監督らがいる。所在地は倉敷市白楽町545。内田太校長。◆Vへの足跡◆2回戦10-0高梁3回戦13-11岡山商大付準々決勝1-0興譲館準決勝6-5岡山理大付決勝4-3創志学園