<高校野球西愛知大会:享栄2-0小牧南>◇19日◇3回戦

 今秋のドラフト指名候補の本格派左腕、享栄・八木亮祐投手(3年)は9回毎回の16奪三振で5安打完封。春日井西との初戦から14イニング無失点の好投で小牧南を2-0で振り切った。

 西愛知の主役、八木投手が堂々の「全開宣言」だ。小牧南との3回戦に先発し、毎回の16奪三振完封勝利。これで初戦(2回戦=12日)の春日井西戦から今大会通算14イニング無失点。中盤以降は、課題だったフォームもビシッと決まり、本来の球威と球のキレが戻った。「与えられたイニングは、全部ゼロに抑える自信がある」と頼もしいコメント。13年ぶり夏の甲子園出場にまた一歩前進した。

 打線が奮わず、終わってみれば2-0の辛勝。だが、接戦でエースの闘争本能がよみがえった。7回には無死一、三塁のピンチを背負ったが「仲間が声を掛けてくれたので」とチームの一体感を確認。ひとりで力み返ることもなく、バックを信頼して三振、中飛、三振でピンチ脱出。「上半身と下半身のバランスが悪かった」と反省した初戦とは違い「(投球時の体の)軸がビシッときた」。口ぶりには、自信の左腕で西愛知を制圧する確信がにじんだ。【八反誠】