<高校野球兵庫大会>◇30日◇決勝

 報徳学園が2年ぶり14度目の夏代表を決めた。夏の甲子園初出場を狙った市川を4-0で破った。左腕大西一成(3年)が7安打されながら、要所を締めて無四球完封。打っては4番越井勇樹(2年)が初回に先制打を放ち、4、6、7回に小刻みに加点した。永田裕治監督(47)は「1戦1戦、粘り強くなった。足も使えるようになってきた」と満足そう。この日は出番がなかったスーパー1年生右腕・田村伊知郎は「僕のことはどうでもいいです。大西さんが最後まで頑張ってくれると信じていました」と喜んでいた。