勝利に沸く阪神に、新たな離脱者が出てしまった。球団は10日、イーストン・ルーカス投手(29)が腰部の疲労骨折と診断されたと発表した。長期離脱は避けられず、2軍施設で体を動かしながら回復を図る。
191センチの球団助っ人最長身左腕は開幕ローテ入りしたが、3戦未勝利で4月17日に出場選手登録を抹消。同25日の2軍オリックス戦(安芸)では2回3失点で、52球を要していた。
藤川球児監督(45)は「球速も低下していたので懸念はあったんですけど、本人が一番ショックだろうし。しばらくかかるということですね」と説明。「終盤に本人が戻ってきたい、合わせたいと言っていますから。期待して待ってあげようと思います」。シーズン終盤の戦力になってくれることを願うしかなかった。
リーグ優勝した昨季は主力の長期離脱者がほぼいなかった。だが今季は一転、故障者が相次いでいる。石井が左アキレス腱(けん)断裂、近本が死球で左手首骨折、ドラフト1位立石は右太もも裏の筋損傷など、アクシデントも含めて負傷選手が続出している。
4月28日のヤクルト戦では中野、森下が自打球を当てて交代。ともに離脱は回避したが、中野は4試合の代打出場を余儀なくされた。不動の5番だった大山はこの日、2戦連続で欠場。4日の中日戦で左脇腹付近に死球を受けた影響などコンディションを考慮中だ。
チームは貯金7で首位ヤクルトを1ゲーム差で追う好位置につける。だが伊藤将や伊原も離脱中で、投打ともに懸命のやりくりが続く。一丸で難局を乗り越えるしかない。【磯綾乃】
◆阪神今季の主な故障者
◆立石正広外野手
1月中旬 右脚の肉離れ
3月下旬 左手首の関節炎
4月下旬 右ハムストリングスの筋損傷
※近く実戦復帰へ
◆豊田寛外野手
2月上旬 右手首骨折
※リハビリ中
◆石井大智投手
2月下旬 左アキレス腱(けん)断裂
※リハビリ中
◆島田海吏外野手
3月中旬 左大腿(だいたい)部の筋損傷
※4月下旬に実戦復帰
◆元山飛優内野手
3月下旬 左上肢のコンディション不良
※5月上旬に実戦復帰
◆伊藤将司投手
4月上旬 左大腿部の筋損傷
※リハビリ中
◆伊原陵人投手
4月中旬 腰部の張り
※リハビリ中
◆近本光司外野手
4月下旬 左手首の骨折
※リハビリ中



