<高校野球徳島大会>◇27日◇決勝

 鳴門が小松島を7-6で振り切った。小松島と決勝を戦うのは昨秋から3季連続。秋、春を制した小松島に1回に2点を先制されたが、3回に打線が相手エース西口元気(3年)をとらえ、3点を挙げて逆転。その後も小刻みに追加点を挙げ、エース吉田忠浩(3年)を援護した。ここまで全4試合を1人で投げてきた吉田は9回に反撃にあったが、1点差で踏みとどまった。50年の夏準優勝、51年センバツ優勝の古豪も、夏は95年以来。テーマの「古豪復活」を果たし、全5試合40イニング完投の吉田は「自分たちの代で新しい伝統を作ることが出来ました」と胸を張った。