<全国高校野球選手権:早実21-6中京大中京>◇14日◇2回戦

 中京大中京(愛知)は史上7度目の夏連覇の夢が砕け散った。春夏通算56回目の甲子園での同校ワースト21失点。今夏で退任が決まっていた大藤敏行監督(48)は「大差でやられたのもボクらしい」と笑った。16点差の9回、中軸の3連打で1点を返した。20年間の徹底した指導が浸透していたことを示す攻撃に「最後に、1人でも後ろへつなぐ、みんなが心を1つにしてつなぐ意識を見せてくれた。この姿勢は受け継いでいってほしい」と振り返った。連覇を果たせず、小木曽は「申し訳ありませんと、まず謝りたい」と泣いた。今後は、教え子の高橋源一郎新監督(30)を側面から支えていく方向で調整中だ。