出場選手登録を抹消された阪神岩貞が20日、無期限の2軍調整を言い渡された。香田投手コーチは岩貞について「(1軍復帰の)期限は決めていない。ファームで1試合結果を出して、それでいいというものではない。古い言い方になるけど、ミニキャンプもいいかも」と期限を設定しない考えを示した。また、「今は低めに投げようとして、球を押し出すような感じになっている。体も沈んでしまっている。それからチェンジアップの抜けを修正しないと」と、フォームの問題点を指摘。一からの出直しを求めた。

 岩貞は前日19日のヤクルト戦で5回3失点と3敗目を喫し、2軍落ちが決定。この日、2軍残留練習に合流した。ランニングとキャッチボールを行った後、早速ブルペンでバドミントンのラケットと踏み台を使い、福原2軍育成コーチと投球フォームのチェックを実施。「自分で思っているフォームが出来ていない。細かい作業になるが、1日でも早く(1軍に)呼んでもらえるように」と汗を拭った。