ついに2位浮上に王手をかけた。3位西武が敵地Koboパークで、2位楽天との3連戦初戦を制し、0・5ゲーム差まで詰め寄った。今季初めて森友哉捕手(22)を2番に配置し、俊足の1番源田壮亮内野手(24)とのコンビで先制につながる好機を演出。森は勝ち越しのホームも踏み、チームの連敗は2でストップ。これで楽天戦は8月7戦全勝。今日30日、一気に逆転浮上を狙う。

 意表を突くスターティングオーダーで、西武が2位楽天を追い詰めた。「2番指名打者・森」。今季、強打の2番は楽天ペゲーロの代名詞だったが、辻監督は「ペゲーロのマネしちゃったよ」と冗談ぽく笑った。長打こそ出なかったものの本家のお株を奪う? 貢献度で、策はハマった。

 当初、コーチ陣が考えた打順は1番森、2番源田だった。指揮官は待ったをかけた。「1番は源田のほうが足を使える。森はチャンスを広げる役目でしょ」。入れ替えた。これまで2番に固定してきたルーキーを7月1日以来のトップバッターに据えた。森の2番は今季初となった。