先発松坂大輔投手(37)の3回途中降板のアクシデントで中盤まで沈黙していた中日打線が意地を見せた。

 まずは6回、京田陽太内野手が「前の打席にチェンジアップで打ち取られていたので、自分の形を修正して、打つことができて良かった」と無死一、三塁から中前適時打で1点を返し、完封を阻止。

 9回巨人4番手カミネロには、先頭ソイロ・アルモンテ外野手が中越え二塁打で出塁すると、14日に看板直撃弾を放ったビシエドが、「点差に関係なく、とにかく食らいついていった」と、中前にはじき返し2点目。オーバーランで、一塁へ帰塁場面で巨人からリクエストを要求されたが、セーフの判定で攻撃は継続。1死二、三塁から高橋周平内野手、大島洋平外野手らがタイムリーで続き1イニング4得点で留飲を下げた。