いざ交流戦!! 今日29日から日本生命セ・パ交流戦が始まる。セ・リーグ首位の広島は、いきなりパ・リーグ首位の西武と対戦する。緒方孝市監督(49)が「一番大事」と話せば、精神的支柱の新井貴浩内野手(41)も「1つのポイント」と言い切る大事な戦い。過去2年のように好成績を残して、一気に3連覇へのVロードを描く。
貯金10を携えて臨む交流戦にも、油断はない。緒方監督は「交流戦は一番大事。ペナントレースを大きく左右する」と断言し、表情を引き締める。一昨年は11勝6敗1分けで全体3位、昨季は12勝6敗でゲーム差なしの2位だった。2年続けてセ・リーグ最高勝率を残したことで、その後の戦いに弾みをつけ、そのままトップでゴールテープを切った。指揮官は今日からの交流戦こそ、ムチを打つときと考えている。
41歳の新井も交流戦の重要性を感じている。「どの試合も大事だが、シーズンを見て1つのポイントにはなる」。左ふくらはぎ痛で出遅れながら今月11日に1軍に復帰し、限られた出場ですでに8打点と勝負強さが光る。両外国人が調子を落とし、丸も復帰したばかり。昨季交流戦で打率3割4分6厘のベテランの力は今季も欠かせない。「積極的に仕掛けていこうというところ」。臨戦態勢を整える。
今日からの3連戦は現在パ・リーグ首位の西武が相手となる。12球団トップのチーム打率2割7分9厘を誇り、56盗塁も254得点もリーグトップ。どこからでも得点できる打線は脅威だ。
新井は「調子いいし、強いね。勝てるにこしたことない。1戦1戦だから。各チーム3試合だけで18試合でしょ。カードの頭をしっかり取れるような、いい戦い方ができれば」と初戦の重要性を説く。
緒方監督は「5割でいいよ」と控えめなコメントを口にしながらも、一戦必勝の姿勢を貫く。「星勘定してても言わないよ。残り100試合でシーズンの計算なんか、できない。シーズンはまず8月まで。そこまで目いっぱいやってから」。交流戦前の25日に丸と西川を1軍に呼び戻し、この日は昨季最高勝率の薮田も1軍に合流。役者はそろった。ペナントレースの行方を占う戦いが幕を開ける。【前原淳】



