巨人が借金完済の絶好機を逃した。5点リードの8回。セットアッパーとして投入した3番手の沢村が大誤算だった。先頭の大山に左前打で出塁されると、1死から梅野に2ランを浴びて3点差。さらに2死から糸原に安打、北條、福留に連続四球で満塁とされ、俊介に痛恨の中前適時打を許して1点差。なお一、二塁の場面で代わった池田が、代打伊藤隼に逆転2点適時三塁打を食らい、勝利目前の終盤に暗転させられた。
チーム最多の46試合に登板する沢村の踏ん張りなくして、先の戦いは計算できない。21日DeNA戦から中4日のマウンド。登板間隔を保ったが、直球にキレはなく、制球も乱れた。「点差は関係ない。僕のせいです。弱さ、技術のなさがすべて。反省以上の言葉があれば…」と悔やんだ。今カードはメルセデス、菅野で連続完封勝ち。先発陣が奮起していただけに、もったいない敗戦となった。
再調整中のカミネロ、マシソンが、精密検査のため近日中に一時帰国することが決定。開幕当初、勝ちパターンを形成した両助っ人の1軍復帰のメドは立たない。高橋監督は、4安打6失点の沢村について「あの回しか振り返るところは、あまりないかなというところですね」と奮起を促した。5点差以上の逆転負けは7月22日広島戦以来2度目で、5割復帰をかけた試合は5連敗。勝ちきる強さが求められる。【為田聡史】



