阪神大山悠輔内野手が、1イニング2本塁打を含む6打数6安打3本塁打と圧巻の活躍をみせた。2-2の同点で迎えた3回、1死走者なしから左翼スタンドへの勝ち越しアーチ。打者一巡の猛攻で同回に回ってきた第3打席でもまたまた左翼スタンドへ運ぶ2ランを放った。13点リードで迎えた8回には2死一、二塁から左翼スタンド上段にはじき飛ばすとどめの3ランを放ち、7打点目を記録した。

「同級生の晋太郎が先発でしたし、なんとか同い年の僕が助けてあげたいと思っていた。昨日は最後の打者で終わってしまっていたので、そういう意味ではよかった」

1イニング2本塁打は虎史上5人目。日本人でいえば、82年にミスタータイガース掛布が記録した以来。1試合6安打はセ・リーグタイ記録。阪神では渡辺博之54年以来2人目の快挙だ。金本監督も期待の2年目大砲の大活躍に「すごいね(笑い)。6の6? 何打点? 667!? いつもこれくらいは無理やろうけど(笑い)。何かつかんだのか、分からんけどね。つかんでいて欲しいわね」とにんまり。9月はここまで4割6分、7本塁打18打点と驚異的な数字を残している。覚醒した若虎がシーズン終盤にさしかかり、猛虎打線をけん引している。