巨人のドラフト1位高橋優貴投手(22=八戸学院大)が先輩打者を切り裂いた。

宮崎キャンプ第1クール最終日の5日、シート打撃に登板。プロ初の“実戦登板”で陽岱鋼、阿部慎之助、岡本和真から三振を奪うなど打者7人に被安打1、3三振で猛アピールした。

◆巨人の主な高橋姓

・高橋一三 巨人、日本ハムで現役19年、通算167勝。69年に22勝で最多勝、最優秀勝率、沢村賞を獲得するなど、巨人のV9時代を支えた「左のエース」。ダイナミックな投球フォームは、アニメ「巨人の星」の星飛雄馬のモデルになった。

・高橋善正 73年に交換トレードで東映から巨人に移籍。74年10月14日の長嶋茂雄現役引退試合では先発を務めた。巨人では10勝を挙げ、77年に現役引退。巨人、中日などでコーチを務めた後、母校中大で監督として指揮を執った。

・高橋由伸 通算2割9分1厘、1753安打。ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞7回。プロ2年目の99年に巨人第66代の4番を務める。引退後は16年から昨季まで巨人監督。

・高橋尚成 巨人では左の先発として79勝。若手時代は明るいパフォーマンスでも有名だった。10年に海外FA権を行使して米メッツに移籍。13年オフにDeNAでNPBに復帰した。15年に現役引退。

・高橋信二 11年に金銭トレードで巨人へ移籍。右の代打などで期待されたが、27試合の出場で打率1割8分2厘に沈んだ。同年オフに球団に自由契約での退団を申し入れオリックスに移籍。