中日大野雄大投手が23年ぶりの1軍試合を開催したナゴヤ球場で先発マウンドに立った。DeNA宮崎に先制ソロと適時打を許したが、5回4安打2失点と踏ん張った。

昨オフから取り組んできたチェンジアップも効果を発揮。スライダーも交え140キロ中盤の直球とのコンビネーションで、無四球で6つの空振り三振も奪った。大野は「前回の反省が生かせた。低めに球を集められた。5回2失点で試合を作れた」と満足げ。前回2月26日に先発した巨人との練習試合(セルラー)は4回5安打3失点。制球が定まらず、走者をためてから本塁打を許しただけに、この日の結果には自らが及第点を与えた。

与田監督からは先発としてシーズン170イニング以上の登板指令を受けている。「これからはイニングも伸びていくので、試合を作って、次の投手につなげたい」と、三十路(みそじ)の左腕は次戦への決意を口にした。