ヤクルトのエース小川泰弘投手が、首位の巨人打線に強気で挑む。9日、神宮外苑で行われた投手練習に参加し10日の巨人戦(東京ドーム)に向けて調整した。気になる打者は、開幕から連続出塁33試合の坂本勇だ。4月12日に対戦した際には、1本塁打を含む2打数2安打1四球と打ち込まれたが「記録は意識しないけど、止めたいですね。慎重かつ大胆に攻めること。逆に、打っても3割という気持ちでいきたい」と言い切った。

巨人とは現在2ゲーム差で、この3連戦で首位に再浮上する可能性がある。16年4月から昨季まで8連勝していた“巨人キラー”は「隙を見せずに、1人1人を断ち切っていきたい。常に攻めて投げたい」とポイントを挙げた。前回登板の3日中日戦で、開幕から6戦目にしてようやく今季初勝利を飾った。「(1つ)勝つと勝たないとでは、気持ちが違う」と調子は上向きだ。