甲子園で「西ガッツ」全開だ! 阪神からドラフト1位指名された創志学園・西純矢投手(18)が、岡山市内の同校で矢野監督、畑山統括スカウトらの指名あいさつを受けた。「矢野ガッツ」が注目された同監督は「チームだったりファンの人に伝えられる力を、西君は持っていると思う。どんどん出してもらったらいい」とガッツポーズにGOサイン。これには西も「全然していいと言っていただいて。本当に自分のプレースタイルを変えずにやっていけるのですごく良かった」と目を輝かせた。

同監督は西について「その部分(ガッツポーズ)は、僕を超えちゃっている」と、喜怒哀楽を表に出すスタイルを大歓迎。報道陣に促され、さっそく2人でコブシを握った。さすがに、マウンド上とは勝手が違うのか「恥ずかしかったです」と初々しく照れた。

初対面は約30分。監督から「夢、感動を与えられる選手になってほしい」と託された。西は「1日1日成長して、大事な試合を任せてもらって、優勝に導ける選手になれたら」。もともと闘志を前面に出すスタイルだが、3年生になってから自らを律して封印してきた「西ガッツ」。ボスのお墨付きもゲットした代名詞を甲子園で繰り出す。【磯綾乃】