日本ハム有原航平投手(27)が4日、来オフにもポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する意向を明かした。

札幌市内の球団事務所で行われた契約更改交渉の席で、球団に伝えた。「その思いは入団時からありました。今年、こういう成績を残せて、来年チームを引っ張れるような成績を残して向こうに挑戦したいという思いを伝えさせていただきました」。今季は15勝8敗、防御率2・46の成績で初の最多勝を獲得。年俸も7000万円から「倍ちょっとです」と1億4500万円でサインした。

吉村GMは「将来的な希望は、かなり前から聞いていた。契約更改の席では初めて」と明かした。チームでは有原と同学年の西川遥輝外野手(27)も11月27日の契約更改の席で、早ければ来オフにポスティングシステムを利用したメジャー挑戦の意向を球団に伝えている。球団側は両選手の希望を容認するか否かは、来季の成績やチーム状況を鑑みて決める方針だ。

14年ドラフト1位で早大から入団した有原は、プロ5年間で通算109試合に登板し、52勝41敗2セーブ、防御率3・79。15年は新人王。17年は開幕投手を務めた。また、今季を含めて3度の2桁勝利をマークしている。(金額は推定)