ヤクルト五十嵐亮太投手が、初の日米通算1000試合登板達成へ全力を注ぐ。

9日、都内の球団事務所で契約更改に臨んだ。古巣に10年ぶりに復帰した今季は45試合に登板し5勝1敗。防御率は2・98。年俸は「倍です」と4000万円プラス出来高でサインした。日米通算905試合登板で、節目まで残り95。「意識しろよ五十嵐、と思っている。(周囲の)期待に応えたい。石川さんが200勝を目指しているのと同じように」と見据えた。

1000試合登板は、NPB通算でも18年に引退した元中日の岩瀬仁紀氏のみが記録した偉大な数字だ。五十嵐はNPB通算で7位、現役最多となる822試合登板しており「名前が入っているのは光栄。時間と年月を重ねて、悪くない野球人生だなと思う」。来季の目標は「最低で50試合。本当は60試合」と掲げた。直球と速球にこだわる剛腕の42歳シーズンでの大台到達が見えてくる。(金額は推定)