アマチュア球界発展に貢献したい-。今季限りで現役を引退したイチロー氏(46=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が13日、都内で行われた学生野球資格回復研修を受講した。プロ経験者が学生野球を指導するために義務付けられた研修で、15日まで行われる。通常、同資格の回復には所属球団を退団することが条件だが、イチロー氏は大リーグオフシーズンの期間限定で現職のまま指導できる特例措置となる見込み。初日の「NPBプロ研修会」には127人が出席した。

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本年度から現役のプロ監督やコーチ、選手、スタッフも受講可能となり、ヤクルトからは営業、広報、チーム運営に携わる3人の球団職員が講義に耳を傾けた。イチロー氏の前の席で受講したのは、元ヤクルトで球団広報などを務め、現在は営業職の度会博文氏。「どういう内容か興味があった。受けられるチャンスがあるなら聞いてみたいと思って応募した」と話した。