メジャーの超大物に挑戦状や!! オリックス杉本裕太郎外野手(28)が22日、大阪市内で、京セラドーム大阪シーズンシート契約者対象のファンミーティングに参加し「来季30発」を誓った。マイクを握り、大台達成を宣言。「言霊。言ったら現実になる」と気合十分だ。

今季はプロ初の4番を務めた4月13日西武戦で2本塁打。18試合出場の打率1割5分7厘にとどまったが、シーズン8安打のうちアーチは4発と非凡なパンチ力を示した。来季は大リーグ通算282本塁打、1939安打のアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックスFA)が加入するがひるまず、闘志を燃やす。

「ポジションも右投げ右打ちも同じ。絶対負けない気持ちで頑張ります」と話し、付け加えた。「いいところをこっそり学んで」。このずぶとさが、頼もしく映る。杉本はプロ通算13安打だが7本塁打。自慢のパワーで挑む。打撃の確実性を重視し、今オフは左肩が開かない「縦振り」のスイング軌道に修正するという。

今後は広島で山岡、近藤、榊原と自主トレを行い、年明け早々から投手の球筋チェックを行う考えだ。今季4試合で4番を打った大砲候補が、5年目の大化けを目指す。【酒井俊作】