巨人阿部慎之助2軍監督(40)が、ジャイアンツの「しぶこ」育成を誓った。23日、都内のホテルで開催された「報知プロスポーツ大賞」の表彰式に出席。「特別功労賞」を受賞し、隣に座った女子プロゴルファー渋野日向子と会話。

「しっかりしてますよね。口調もそうだし、人として、そういう振る舞いができる。野球が下手でもできることだから」と超一流の人間力に触れ、巨人の若手選手にも求めた。

超一流のここぞの集中力と勝負強さを再認識した。今季終盤、阿部は渋野の試合をテレビで観戦。画面から消えるようなミスショットを打った後、30メートルほどのアプローチを決めたシーンが心に残った。

切り替えの方法を聞き「『緊張しました』って言ったけど、プロでもそうだよなと。だけど、できるんだよ。持ってるから。世界でも通用する選手だなと思った」と自らの考えとも通じた。

壇上では理想の指導者像を聞かれ、阿部節で返答した。「まだ2軍の選手には言ってませんが、2軍は読売ジャイアンツじゃないと。読売巨人軍だと。今日この場を借りて、メッセージとして。明日、紙面に載れば自主トレもピッチが上がる」とニヤリ。「(ヤクルト)村上君みたいな高卒の子は残念ながらいないので、ジャイアンツの底上げを考えてやりたいです」と育成に意欲を示した。

来年の目標には「我慢」と記入した。「指導者として再出発させていただく。2軍の子と一緒にどうやったら、うまくなるんだということを考えて。何でできないんだと思ってしまうのを我慢して、選手と一緒に成長していきたいです」と意気込んだ。【久保賢吾】