阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が1軍初安打と初打点をマークした。

6回表の右翼の守備から出場。8回1死一塁の場面でこの日初打席が巡ってきて、巨人2番手鍬原の内角低め144キロ直球をすくい上げると、左中間への適時二塁打となった。 「どんどん振っていくことが大事だと思っていた。自分のファーストスイングで仕留められたということは次につながると思う。次の打席からもしっかりファーストスイングで仕留められるようにしたい。(ベンチでは)全員にナイスバッティングと言われて、ハイタッチしました」 今回の1軍合流はこの日までで今後は再び2軍で調整する。「1軍に上がって試合ができたことはこれからにつながると思う。しっかり学べたことを次のステップでもできるようにしたい」と話した。 井上の一打は直前にチームが逆転され、1点を追うところで出た同点適時二塁打。矢野監督も「打球も井上らしい打球だったし。場面もよかったし、すばらしいバッティングでした」と絶賛した。 なお、阪神の高卒新人のオープン戦安打は、現DeNA大和(樟南=当時の登録名は前田大和)が2006年2月26日オリックス戦の3回に右前打を放って以来14年ぶり。3月以降に限ると、高井一(横浜)が88年3月5日の阪急戦の7回に代打で二塁打を放ったのが最後だった。 井上は前日7日の日本ハム戦で1軍デビューしていた。