#開幕を待つファンへ。プロ野球は新型コロナウイルスの影響で、20日に予定されていた開幕が延期に。もし予定通りに開幕を迎えていたら、12球団はどんな陣容で今季初戦に臨んだのか-。予想スタメンとともに、今後の練習試合のポイントを各球団担当が洗い出し。期待をパンパンに膨らませ、球場で声をからす日を迎えたい!

捕手梅野、一塁ボーア、センター近本は不動の状況だ。内野陣は二塁をキャプテン糸原、上本らが争う。遊撃はオープン戦期間中に右足を負傷した北條が1歩後退。木浪が最も近い存在だが、開幕が遅くなれば、北條が滑り込む可能性も十分ある。内野で最も激しい争いを演じているのが、三塁の大山とマルテだ。大山はオープン戦の首位打者の打率3割7分8厘をマーク。ただ、今季から三塁に挑戦するマルテもオープン戦2本塁打、長打率5割7分9厘。パワフルな打撃は大きな魅力だ。

開幕延期で矢野監督が頭を悩ませるのは外野かもしれない。2番構想の近本に加えて実績十分の糸井、福留がいる。さらにキャンプからアピールを続ける高山に、新助っ人サンズも魅力。中軸にマルテ、ボーア、サンズの「MBS砲」が並び立つ可能性もある。【阪神担当・桝井聡】

【19年】打率.251(4)本塁打94(5)【オープン戦】打率.256(6)本塁打13(2)

( )数字は順位