ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(35)が23日、いきなり快音を響かせた。ペイペイドームでの投手野手合同練習でこの日から始まったシート打撃に参加し、石川から左翼席への特大本塁打を放った。

実戦形式の打席に立ったのは3月22日練習試合ロッテ戦以来。「いろいろなところで変な感覚があった。打席に立って、目の前にピッチャーがいるという雰囲気が久しぶりだったので」。2カ月以上のブランクがあったが、豪快弾で健在ぶりを見せつけた。

石川との対戦で3ボールからの4球目。高めへの直球を逃さずにとらえた。「結果にはあまりこだわっていなかった。本来の目標は、球数を見て自分のスイングをすること。甘いところにきてリラックスして打つことができて、ああいう結果になりました」と冷静に振り返った。

NPBは最短開幕6月19日を目指している。「2カ月ぶりの打席で感覚がずれていた部分もあるけど、今後打席を重ねていけば慣れてくると思う。そんなに時間はないけど、それまでしっかり準備して臨みたいと思います」と自信を見せた。